事故車扱いになる定義について解説
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2022/06/08
コラム
「事故車」という言葉には、事故に遭った車という印象があります。
でも実際には事故を起こした車のことを事故車と呼んでいるわけではありません。
今回は、事故車と呼ばれる定義や基準について解説していきます。
▼事故車とされる定義について
事故車とは事故に遭った車のことではなく、修復歴がある車のことを言います。
たとえ事故に遭っていなくても、修復歴のある車は事故車として扱われることになります。
修復歴とは、車の骨格部位のパーツが修理された際に記録として残されるものです。
修復歴が付くパーツの主なものは、下記の通りです。
・フレーム
・フロントインサイドパネル
・クロスメンバー
・ピラー
・ルーフパネル
・ダッシュパネル
・トランクフロア
・ルームフロア
これらの部分でも、ネジ止め部だけを交換してある場合は、修復歴に含まれません。
▼事故車の定義にあてはまらないケースについて
事故に遭った車の多くは事故車とされますが、事故に遭った車でも事故車の扱いにならない場合があります。
事故に遭っても、骨格部分以外の以下の場所を修理した場合、修復歴が付きません。
・ドア
・ロアスカート
・ボンネット
・フロントフェンダー
・リアフェンダー
・サイドシルパネル
・トランクリッド
・フロントバンパー
▼まとめ
事故車の定義は「実際に事故に遭った車」ということではありません。
車の骨格部位を修理した修復歴がある車のことを、事故車として扱います。
たとえ事故に遭っていても、修復歴がない車は修理をしていても事故車扱いになりません。
事故車かそうでないかは、事故に遭ったことを基準にはしておらず、どの部分を修理したかということを基準としています。